人が住まいに求めるもの

さらにもう少し精神的な効果を考えてみると、パーソナルスペースの確保というのが住まいの役割として登場してきます。特に、近代社会においては人の数が多く、住まいの外でパーソナルスペース確保するのは至難の技です。家に帰るとゆっくり一人になれるという役割が住まいには期待されています。これによって私達は精神的な健康を維持できるのです。
そして、最も重要なのがホームという概念です。自分の居るべき基本的な位置ということになります。これもかなり精神的な面があります。家族とともに生活の基礎となる場所を持つ、ということが住まいを持つということだと思います。この場所があることによって私達は安心しつつ、毎日働きに出たりする気力が生れるのです。
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